2023年11月10日（金）は「いい丼」の日です！　これは、（一社）全国丼連盟が11月10日を「11（いい）10（どん）」と語呂合わせして制定したものです。同連盟では、毎年「全国丼グランプリ」を開催しています。これは、全国からおススメの丼の投票を受け付け、11月10日のいい丼の日に発表、表彰するイベントです。

全国にはさまざまな丼がありますが、大牟田にもご当地グルメとして有名な「洋風かつ丼」があります。

1937年（昭和12年）に本町にオープンしたデパートの松屋は、当時は珍しかった屋上遊園地やエレベーターなどが人気を集め、多くの人びとがハイカラなデパートでの買い物を楽しみました。この松屋の食堂で「大牟田市民の味」として愛されていたメニューが洋風かつ丼です。

2004年（平成16年）に惜しまれつつも松屋が閉店した後、大牟田のさまざまな飲食店で洋風かつ丼の復刻版が生まれました。

笹林町の中国料理店「彩花（さいか）」も、洋風かつ丼を提供しているお店の一つです。

彩花のシェフは残されたレシピを元に洋風かつ丼の復活に取り組みましたが、当時の味を再現することは難しく、数々の試行錯誤を重ねたそうです。そして、当時の味を知る人びとに食べてもらい、ようやく納得がいく味に仕上がったのが現在の洋風かつ丼です！（「おおむた洋風かつ丼研究会」が大牟田市のご当地グルメとして「洋風かつ丼」を復活させたのは2014年（平成26年）7月2日とされています）

こちらが、復活を遂げた彩花の洋風かつ丼です！（スープ、杏仁豆腐付きです）

 

サクサクのカツにとろみのあるソースがかけられ、野菜とパスタが彩りをそえる、まさに洋風なビジュアルの一品です♪

ソースは絶妙な甘みと酸味が特長で、カツとご飯と一緒にいただくと実にまろやかでハイカラな美味しさです♪　昭和に生まれた大牟田市民の味が、現代に甦りました！

懐かしくて、新しい洋風かつ丼。　大牟田の思い出の味に、時を超えて出会いにきてみませんか♪

彩花はこちら↓